終夜(読み)シュウヤ

デジタル大辞泉 「終夜」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐や【終夜】

一晩中。よどおし。よもすがら。「終夜高熱が続く」「終夜運転」「終夜営業」
[類語]夜通し夜もすがら一夜いちや一夕一夜ひとよ一晩一晩中夜っぴて

よ‐も‐すがら【終夜】

[副]一晩中。夜どおし。よすがら。「終夜友と語り合う」
[類語]終夜夜通し一夜いちや一夕一夜ひとよ一晩一晩中夜っぴて

よ‐すがら【終夜】

[副]《「すがら」は接尾語》一晩中。よもすがら。
「冬は落葉深く積みて風吹く―物のささやく音す」〈独歩・わかれ〉

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精選版 日本国語大辞典 「終夜」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐や【終夜】

  1. 〘 名詞 〙 夕方から明け方までの間。夜の間じゅう。夜通し。一晩じゅう。夜もすがら。終宵(しゅうしょう)。副詞的にも用いる。
    1. [初出の実例]「相与言談、終夜忘疲」(出典家伝(760頃)上)
    2. 「昨夜の雨降つづきて終日終夜やまず」(出典:俳諧・嵯峨日記(1691))
    3. [その他の文献]〔論語‐衛霊公〕

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普及版 字通 「終夜」の読み・字形・画数・意味

【終夜】しゆうや

夜通し。〔左伝、宣十二年〕晉の餘師、軍すること能はず。に濟(わた)る。亦た夜聲り。

字通「終」の項目を見る

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