一左右(読み)いっそう

精選版 日本国語大辞典 「一左右」の意味・読み・例文・類語

いっ‐そう‥サウ【一左右】

  1. 〘 名詞 〙 たより。様子安否を知らせる一報一度たよりをすること。また、ある問題事態などに対処するための指示
    1. [初出の実例]「急々御一左右承候者、忝可存候」(出典:東寺百合文書‐に・(年未詳)(室町)一〇月五日・東寺領名主百姓中申状)
    2. 「サア埒は明いた塗師(ぬし)屋殿ばんじは国より一左右(イッサウ)せん」(出典浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む