一左右(読み)いっそう

精選版 日本国語大辞典 「一左右」の意味・読み・例文・類語

いっ‐そう ‥サウ【一左右】

〘名〙 たより。様子安否を知らせる一報一度たよりをすること。また、ある問題事態などに対処するための指示
東寺百合文書‐に・(年未詳)(室町)一〇月五日・東寺領名主百姓中申状「急々御一左右承候者、忝可存候」
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)上「サア埒は明いた塗師(ぬし)屋殿ばんじは国より一左右(イッサウ)せん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android