一念不生(読み)イチネンフショウ

デジタル大辞泉 「一念不生」の意味・読み・例文・類語

いちねん‐ふしょう〔‐フシヤウ〕【一念不生】

仏語心中一つ妄念さえ起こらない境界きょうがい

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精選版 日本国語大辞典 「一念不生」の意味・読み・例文・類語

いちねん‐ふしょう‥フシャウ【一念不生】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。心統一が完成し、どんな妄想も一切起こらない境界(きょうがい)。「華厳経」に説くことば。
    1. [初出の実例]「一念不生のところに向ひてしばらくねぶり居たるに」(出典:俊成卿女集(1233頃か))
    2. [その他の文献]〔華厳五教章‐一〕

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