一拍子(読み)いちびょうし

精選版 日本国語大辞典 「一拍子」の意味・読み・例文・類語

いち‐びょうし ‥ビャウシ【一拍子】

〘名〙
声明(しょうみょう)雅楽に特有の拍子一つ洋楽の¾、5/4、6/4などの拍子に近い
浮世草子・好色貝合(1683)下「そそけずに一拍子(イチビャウシ)、そなはって大原殿の神楽也」

いっ‐ぴょうし ‥ピャウシ【一拍子】

〘名〙 同一の音調。同一の拍子。また、歌一曲。
幸若・伏見常葉(寛永版)(室町末‐近世初)「おなじ田歌を一拍子にうたふべきかとおもひてあれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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