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一老 いちろう

世界大百科事典内の一老の言及

【大人∥乙名】より

…この長男成・老人成とは村落共同体の若衆が一定の年齢階梯に達したとき,規定の負担を全うすることによって老人衆の集団に入る儀式をいい,村人成(もろとなり),官途成,大夫成,衛門成,兵衛成ともいって,たとえば,左近将監,五郎大夫,太郎左衛門,二郎兵衛などの名称が共同体内で公認されるのであり,江戸時代にはこの名称が家固有の屋号になるものもあった。老人衆の中で限られた人数の年齢上位者が宿老,年寄,上乙名などと称され,人数によって〈十人衆〉〈八人衆〉〈六人衆〉といい,最上位を一老,一﨟,一和尚,一和尉,一番尉,一番上,次位を二老,二﨟,二和尉などといった。中世村落の自治組織は,産土(うぶすな)社を運営する宮座と重複しており,宮座の﨟次(ろうじ)は年齢と一致するように定められているが,他村からの養子,入婿の場合は例外的措置が講じられている。…

【年寄】より

…また室町時代,江戸時代を通じて宮座,商工業の座,株仲間の重役も年寄と称されており,江戸時代の村落でも庄屋や名主(なぬし)を補佐する役人を村年寄といい,都市の行政単位である町内の行政を担当し,支配機構の末端をになう役人を町(ちよう)年寄と称した。宮座の年寄も老人,宿老と同義語で,若衆,中老などの年齢階梯を通過したものが,最終の年齢集団の年寄衆(老人)に入り,加入順に一老(いちろう)(一﨟(いちろう),一和尉(いちわじよう),一和尚(いちわじよう)),二老,三老などと称され,一老を勤仕したあと年寄から引退する。室町時代の宮座の年寄は村の年寄と一致するが,江戸時代になると宮座の年寄が村の年寄と一致しないのが一般的な形態である。…

※「一老」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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