一葉蘭(読み)イチヨウラン

デジタル大辞泉 「一葉蘭」の意味・読み・例文・類語

いちよう‐らん〔イチエフ‐〕【一葉×蘭】

ラン科多年草。日本特産。中部以北の高山自生。高さ10~20センチ。茎の根元広楕円形の葉が1枚だけ出る。初夏、淡い紅紫色の斑点がある淡緑色の花を1個開く。ひとはらん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一葉蘭」の意味・読み・例文・類語

いちよう‐らんイチエフ‥【一葉蘭】

  1. 〘 名詞 〙 ラン科の多年草。北海道、本州四国深山の針葉樹林下に稀に生える。高さ一〇~二〇センチメートル。根はひも状で屈曲し、地表近くに横たわる。葉は一枚だけ根ぎわに生じ、長さ三~五センチメートルの広楕円形の堅い多肉質で、長さ一~五センチメートルの柄がある。初夏、茎頂に直径二~三センチメートルで淡緑色の左右相称の花を一個つける。ひとはらん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「一葉蘭」の解説

一葉蘭 (イチヨウラン)

学名Dactylostalix ringens
植物。ラン科の多年草,高山植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android