精選版 日本国語大辞典 「一面の網」の意味・読み・例文・類語 いちめん【一面】 の 網(もう) 殷(いん)の湯王が、四面に網を張って鳥を捕えているのを見て、その三面の網を解かせ、一面の網にかかるものだけを捕えさせ、鳥獣にまで仁政をほどこしたという「呂氏春秋‐孟冬紀・異用」に見える故事。転じて、法律の適用の苛酷でないことのたとえ。[初出の実例]「前帝後王、雖三倶存二一面之網一、重規畳矩、不レ能レ廃二三章之科一」(出典:類聚三代格‐一・延喜格序(908)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例