丁雄万(読み)よぼろの おまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「丁雄万」の解説

丁雄万 よぼろの-おまろ

806-? 平安時代前期の人。
大同(だいどう)元年生まれ。豊前(ぶぜん)仲津郡(福岡県)の人か。承和(じょうわ)5年遣唐使船の水手(かこ)として唐(とう)(中国)にわたる。行者となって円仁(えんにん)に同行し,14年帰国仁寿(にんじゅ)3年円珍の通訳として再度わたり,円珍が長安の法全に師事するきっかけをつくった。帰国は天安2年(858)か。名は雄満,満,小麻呂とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android