日本歴史地名大系 「七々木」の解説 七々木ななき 愛媛県:伊予三島市鷹野山村七々木[現在地名]伊予三島市富郷町豊坂 七々木鷹野山(たかのやま)村の中心集落で、法皇(ほうおう)山脈の南側中腹にある。明治初年の「伊予国宇摩郡地誌」に「四方山ニ接シ又山間ニ散在ス東西四町五拾四間南北五町二拾三間」とある。明治初期には三反ほどの田地があって、岩屋(いわや)ノ谷(たに)や堂(どう)ノ谷(たに)の水で耕作していた。平家の落武者七騎が寒川峰を越えて逃れ住んだのに由来して「ななき」と称するという。寛政九年(一七九七)の伊予国宇摩郡岩原瀬村鷹野山村明細帳に「平明神宮 是は鷹野山村七木名氏神」とあるのが現在の平野神社と思われ、境内に七人乙若明神もある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by