七条の袈裟(読み)しちじょうのけさ

精選版 日本国語大辞典 「七条の袈裟」の意味・読み・例文・類語

しちじょう【七条】 の 袈裟(けさ)

三衣(さんえ)一つ。七幅(ななの)を寄せて縫い合わせた袈裟。僧が布薩聴講・礼誦などに着用するもの。入衆衣ともいう。鬱多羅僧(うったらそう)七条衣(しちじょうえ)七条。〔延喜式(927)〕
太平記(14C後)三四「芳賀兵衛入道禅可は〈略〉懐より七条の袈裟(ケサ)を取出て、泣泣く公頼に与ふ」

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デジタル大辞泉 「七条の袈裟」の意味・読み・例文・類語

しちじょう‐の‐けさ〔シチデウ‐〕【七条の××裟】

三衣さんえの一。七幅ななのの布を横に縫い合わせた袈裟。僧が聴講・礼仏などに際して着用する服。七条

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