日本歴史地名大系 「七黒村」の解説 七黒村しちくろむら 石川県:河北郡津幡町七黒村[現在地名]津幡町七黒津幡川上流笠野(かさの)川の右岸、笠野盆地西端の山麓に位置。南は田屋(たや)村・岩崎(いわさき)村で、集落は本村と堂(どう)ヶ谷内(やち)からなる(三州地理雑誌)。正保郷帳では高二一一石余、田方八町・畑方六町一反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高二二二石、免五ツ三歩、小物成は山役七四匁・野役二匁(三箇国高物成帳)。寛文年間の百姓数一四(高免付給人帳)。文化八年(一八一一)の産物は蚕繭二五貫目ほど・牽売米一〇〇石ほど・楮皮八束ほど・赤柿一万ほど・串柿四束ほど・梅三斗五升ほど・割木二千貫目ほど(「村々諸産物書上帳」新田文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報