万五郎古墳(読み)まんごろうこふん

日本歴史地名大系 「万五郎古墳」の解説

万五郎古墳
まんごろうこふん

[現在地名]新井市梨木 万五郎

矢代やしろ川のつくる扇状地標高約六六・一メートルに立地。一〇基以上の古墳が群をなしていたが、開発・開墾などで姿を消した。昭和五〇年(一九七五)県営圃場整備事業の際発見された。墳丘は削平されていたが円墳で、石室は県下最大の規模をもつ横穴式石室であるが、かなり破壊されている。墳丘の直径一六メートル、石室の全長七メートル、石室の石は近くの矢代川から運ばれたもので、ほかに例のない一―一・五トンの巨石を用いている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 一端 南北 発掘

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android