万勝寺村(読み)まんしようじむら

日本歴史地名大系 「万勝寺村」の解説

万勝寺村
まんしようじむら

[現在地名]小野市万勝寺町・大開町だいかいちよう

脇本わきもと村の西に位置し、草加野そうかの台地の水を集めて流れる万勝寺川の上流域に立地する。丘陵が北と南に迫る谷間の小規模な沖積地に集落を形成する。集落の中心にある万勝寺は天平元年(七二九)法道の開基と伝え、「峯相記」に賀理川かりかわ寺と記される名刹である。江戸時代は初め姫路藩領、元和三年(一六一七)幕府領となったと推定され、延享元年(一七四四)大坂城代・出羽山形藩堀田氏領、同三年以降幕府領に戻る(「天保校訂紀氏雑録」日産厚生会佐倉厚生園蔵など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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