コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

万景峰(マンギョンボン)号 まんぎょんぼんごう/ばんけいほうごう

知恵蔵の解説

万景峰(マンギョンボン)号

北朝鮮東部の元山(ウォンサン)と新潟を不定期に結ぶ北朝鮮の貨客船。現在の万景峰号は二代目。在日朝鮮人の訪問や修学旅行、物資輸送に使われるほか、日本からの不正送金、核・ミサイル開発に利用可能な機器類の搬出、在日工作員への指令伝達などの疑いも持たれてきた。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が、1992年の「金日成(キム・イルソン)主席生誕80周年」と「金正日(キム・ジョンイル)元帥生誕50周年」を記念して、約35億円相当の資材を贈り、同年4月、清津(チョンジン)の造船所で完成した。正式には「万景峰-92」という。全長126m、総排水量9672t、定員270人(特等・1〜3等)、貨物運搬量は約2000t。日本政府は2006年7月の北朝鮮ミサイル発射と同年10月の核実験に伴う制裁措置の一環として万景峰号の入港禁止を決めた。

(2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

万景峰(マンギョンボン)号

定員は350人の貨客船。全長162メートル、全幅20・5メートル、総トン数9672トン。船名は故・金日成主席の生家が保存されている平壌市の万景台に由来。初代の船は71年8月、第159次帰国船として新潟港に初めて入港。現在は、92年から就航する2代目。05年の利用客は約4600人。特等席から3等席まであり、運賃は10日間の滞在費とセットで10万円(3等)から。空路でロシア・ウラジオストクや中国・瀋陽経由で渡航するルートもあるが、この場合は手荷物が20キロを超えると1キロにつき運賃の10%の超過料金がかかる。

(2007-03-07 朝日新聞 朝刊 新潟全県 1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

万景峰(マンギョンボン)号の関連キーワードポートステートコントロール朝鮮人帰還協定日朝平壌宣言平壌宣言拉致問題日朝関係PSC

今日のキーワード

コペルニクス的転回

カントが自己の認識論上の立場を表わすのに用いた言葉。これまで,われわれの認識は対象に依拠すると考えられていたが,カントはこの考え方を逆転させて,対象の認識はわれわれの主観の構成によって初めて可能になる...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

万景峰(マンギョンボン)号の関連情報