万籟(読み)バンライ

デジタル大辞泉 「万籟」の意味・読み・例文・類語

ばん‐らい【万×籟】

種々のものが、風に吹かれて立てる音。また、すべての物音衆籟
「―死して落葉さえ動かねば」〈露伴・二日物語〉

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精選版 日本国語大辞典 「万籟」の意味・読み・例文・類語

ばん‐らい【万籟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「籟」は、ひびき、声の意 ) 自然の万物が風に吹かれて鳴る音。風の音。衆籟(しゅうらい)
    1. [初出の実例]「珮声鏘々如秋調之韻万籟響」(出典続浦島子伝記(920))
    2. [その他の文献]〔姚察‐遊明慶寺悵然懐古詩〕

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普及版 字通 「万籟」の読み・字形・画数・意味

【万籟】ばんらい

万物のひびき。唐・杜甫〔玉華宮〕詩 籟、眞に笙(しやうう)(笛の類) 秋色、正に灑(せうさい)

字通「万」の項目を見る

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