丈六像(読み)じょうろくぞう

  • じょうろくぞう ヂャウロクザウ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仏像の像高の一規準で、立像の高さが1丈6尺(約4.8メートル)ある仏像のこと。丈六という像高の規準は、経典に(釈迦(しゃか))の背の高さが普通のインド人の身長(4肘(ちゅう))の2倍(8肘)とあるのに基づき、中国で唐大尺(1尺=約30センチメートル)の2尺を1肘と換算して定めたものである。坐像(ざぞう)の場合は、立てば丈六ということで、半分の8尺の像を丈六像とよぶ。半丈六といえば立像8尺(約2.4メートル)、坐像で4尺の像をさし、また坐高1丈6尺の像は倍丈六(3丈2尺)というが、「ほんとうの」という意味から生(しょう)丈六像とよんだ例もある。また丈六の寸法(法(ほう)丈六という)を中国周代の尺制で解釈したものを周丈六像という。これは唐大尺(曲(かね)尺)の1尺より短い約7寸3分(22センチメートル)にあたるので、周丈六はほぼ1丈2尺になる。[佐藤昭夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

※醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)二月一一日「以銅二万三千斤、金七百五十九両、敬造尺迦丈六像」

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