丈六の仏(読み)じょうろくのほとけ

精選版 日本国語大辞典 「丈六の仏」の意味・読み・例文・類語

じょうろく【丈六】 の 仏(ほとけ)

  1. 丈六尺の仏像釈迦在世身長八尺あったといわれ、仏の特相を表わすために、その二倍の身長としたもの。また一説に、釈迦の身長ともいわれる。仏像は、この大きさを標準とし、結跏趺坐(けっかふざ)多く坐像の場合、立てば一丈六尺になるとしてこの半分の大きさである。丈六像。丈六。
    1. [初出の実例]「丈六の仏のいまだ荒作りにおはするが、顔ばかり見やられたり」(出典:更級日記(1059頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む