じょうろく【丈六】 の 仏(ほとけ)
- 一丈六尺の仏像。釈迦の在世の身長は八尺あったといわれ、仏の特相を表わすために、その二倍の身長としたもの。また一説に、釈迦の身長ともいわれる。仏像は、この大きさを標準とし、結跏趺坐(けっかふざ)の多くの坐像の場合、立てば一丈六尺になるとしてこの半分の大きさである。丈六像。丈六。
- [初出の実例]「丈六の仏のいまだ荒作りにおはするが、顔ばかり見やられたり」(出典:更級日記(1059頃))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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