三つの宝(読み)ミツノタカラ

デジタル大辞泉 「三つの宝」の意味・読み・例文・類語

みつ‐の‐たから【三つの宝】

三種神器
四つの海浪も治まるしるしとて―を身にぞ伝ふる」〈新葉・賀〉
仏教で、仏・法・僧の三宝さんぼう
「この寺やなほ世にこえて栄えまし ―も伝へ来しのり」〈菟玖波集・釈教〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三つの宝」の意味・読み・例文・類語

みつ【三つ】 の 宝(たから)

① 三つの宝物。大切に扱う三つのもの。
謡曲海人(1430頃)「興福寺へ三つの宝を渡さるる」
※新葉(1381)賀・一四二五「四つの海浪も治まるしるしとてみつのたからを身にぞ伝ふる〈後村上院〉」
③ 仏と、その教えを説いた経典と、それを伝える僧。仏法僧三宝
※広本拾玉集(1346)一「後の世もたのしかるべき鳥なれやみつのたからを声にをさめて」

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