三つ栗の(読み)ミツグリノ

デジタル大辞泉 「三つ栗の」の意味・読み・例文・類語

みつぐり‐の【三つ×栗の】

[枕]いがの中にある三つの栗の実の中央のものの意から、「なか」にかかる。
「―那賀なかに向かへる曝井さらしゐの」〈・一七四五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三つ栗の」の意味・読み・例文・類語

みつぐり‐の【三栗の】

  1. 栗の毬(いが)の中に実が三つあるものの、その真中の、の意で「中」や、「中」と同音地名那賀」にかかる。
    1. [初出の実例]「端土(はつに)は 膚赤らけみ 底土(しはに)は に黒きゆゑ 美都具理能(ミツグリノ) その中つ土(に)を」(出典古事記(712)中・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android