いが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「いが」の意味・わかりやすい解説

いが

ブナ科植物の果実を包む総包葉が変化した殻斗(かくと)の一部で、とくにクリ属の殻斗は鋭い刺枝をもっていて、これを普通、いがとよんでいる。殻斗は多く鱗片葉(りんぺんよう)が、壺(つぼ)状に融合してできたものである。クリの雌花では総包葉をつくる。多数の鱗片葉が熟するにつれて、この総包葉も大きくなるが、この鱗片葉の間から枝を生じ、さらに枝分れして、鋭い刺(とげ)状となり、いがができる。

吉田 治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「いが」の解説

いが

三重県伊賀市にある道の駅。国道25号に沿う。

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栄養・生化学辞典 「いが」の解説

いが

 クリなどのとげのある外皮

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のいがの言及

【クリ(栗)】より

…雌雄異花で虫媒花。雌花は殻斗につつまれ,発育して〈いが〉となる。6月ごろ開花し,果実は9~10月に成熟する。…

※「いが」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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