三ヶ尻古墳群(読み)みかじりこふんぐん

日本歴史地名大系 「三ヶ尻古墳群」の解説

三ヶ尻古墳群
みかじりこふんぐん

[現在地名]熊谷市三ヶ尻

荒川左岸の櫛挽くしびき台地南東端部、標高五三メートルに位置する。かつては前方後円墳二子山ふたごやま古墳(後円部の一部が存在)を含む相当数の古墳が存在したといわれるが、現在は大部分が削平されている。昭和三五年(一九六〇)から五五年までに一〇基ほどが調査されている。すべて円墳で、埴輪を伴うものと伴わないものがあり、六世紀後半から七世紀代の築造と考えられている。はやし四号墳(やねや塚古墳)は径二三メートル、高さ三・二メートルの円墳で、墳丘中段を人物・馬・太刀円筒などの埴輪列が一周する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android