日本歴史地名大系 「三ヶ尻村」の解説
三ヶ尻村
みかじりむら
- 埼玉県:熊谷市
- 三ヶ尻村
尻トモカケリ、村名ノ起リ詳ナラス、或云当村ニ狭山トイヘル山アリ、其形瓶ヲ覆フニ似タルヨリ起リシ名ナリトイヘト、ウキタル説ニテウケカヒカタシ、(中略)又此村ハ当郡及大里・榛沢三郡ノ後ニ当レハ、今ノ名起レリナト土人ノ伝ヘアリ、是ハ今ノ文字ニ改メシヨリ附会セルコトナルヘク」とあり、二つの村名由来が載るが、「大日本地名辞書」は「村内なる狭山の形容、
を覆せて、尻を見るが如くなれば、此名の起り明白なり」と前者の説をとっている。
天正一八年(一五九〇)の三千石以上分限帳(「天正慶長諸大名御旗本分限帳」内閣文庫蔵)によると、三宅惣右衛門康貞は「武州見賀尻」で五千石を宛行われたが、慶長九年(一六〇四)に五千石を加増され三河挙母藩に移封となった(寛政重修諸家譜)。
三ヶ尻村
みかじりむら
三ヶ尻村
みかじりむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報