精選版 日本国語大辞典 「三十三天」の意味・読み・例文・類語 さんじゅうさん‐てんサンジフ‥【三十三天】 〘 名詞 〙 仏語。欲界六天の一つ。須彌山(しゅみせん)の頂上の帝釈天の城をめぐって四角にそれぞれ峰があり、そのおのおのに、八つの天があるという。中央の帝釈天と四方の各八天を合計したものの称。忉利天(とうりてん)。[初出の実例]「天皇の詔を奉る。若し違ふこと有らば、四天王打たむ 天神地祇亦復誅罪(つみ)せむ。三十三天(サムシウサムテム)、此の事を証(あきら)め知(しろ)しめせ」(出典:日本書紀(720)天智一〇年一一月(寛文版訓))[その他の文献]〔仏祖統紀‐三一〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「三十三天」の意味・わかりやすい解説 三十三天 (さんじゅうさんてん) →忉利天(とうりてん) 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の三十三天の言及 【忉利天】より …忉利はサンスクリットのトラーヤストリンシャTrāyastriṃśa(あるいはその俗語)の音訳。三十三天と意訳する。須弥山(しゆみせん)の頂上には,帝釈天(インドラ)を統領とする33種の神が住んでいる。… ※「三十三天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by