三十人町(読み)さんじゆうにんまち

日本歴史地名大系 「三十人町」の解説

三十人町
さんじゆうにんまち

[現在地名]金沢市天神町てんじんまち二丁目

田町新道たまちしんみちの西側を占め、北は町、南は天神町、西はのちの品川しながわ町に続く。明治四年(一八七一)頃に一町として町立てされた。町名は三十人組組地があったことにちなむものと思われる。文化八年(一八一一)の金沢町絵図名帳では藩士品川氏上屋敷(のちの品川町)と田町新町(のちの田町新道)との間に、「三十人揚地」と記され広範囲な地域がみえる。


三十人町
さんじゆうにんまち

[現在地名]仙台市川内三十人町かわうちさんじゆうにんまち

亀岡かめおか町の北西、広瀬川右岸の川前に割出された足軽屋敷。亀岡北の山脇には根子ねつこ町があった(仙台鹿の子)。寛文九―一一年(一六六九―七一)の城下絵図に三十人衆とあり、旗本足軽三十人組が配されていた。元禄城下絵図(同四―五年成立)では旗本足軽衆と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android