日本歴史地名大系 「三反田貝塚」の解説 三反田貝塚みたんだかいづか 茨城県:勝田市三反田村三反田貝塚[現在地名]勝田市三反田 蜆塚中丸(なかまる)川に臨む標高二二メートル前後の台地上にあり、貝塚は大小三ヵ所に分布する。蜆塚(しいづか)ともいう。明治二〇年(一八八七)初めて報告され、同三六年、昭和四二年(一九六七)の発掘調査のほか、何回か発掘が行われ、古くから知られていた。貝はヤマトシジミを主体とし、ハマグリ、アカニシ、マガキなど三十数種、ほかにシカ、イノシシ、イヌ、アナグマ、ウマ、クジラ、カワウソ、タヌキなどの獣類、スズキ、クロダイなどの魚類の骨を出土。人骨は約一〇体が発見されたが、男性四体の熟壮年骨、女性二体の壮年骨、子供一体、性別不明骨二体を確認。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by