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三善庸礼 みよし ようれい

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

三善庸礼 みよし-ようれい

1779-? 江戸時代後期の儒者。
安永8年生まれ。筑後(ちくご)(福岡県)柳河(やながわ)藩士で,江戸留守居役をつとめた。天保(てんぽう)13年(1842)藩の経済を論じた「御国家損益本論」11巻を刊行。最上(もがみ)徳内に「孝経」をおしえたことがあり,晩年吉田松陰とも面談している。姓は町野。字(あざな)は可名生(かなお)。通称は与左衛門。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

三善庸礼

没年:没年不詳(没年不詳)
生年:安永8(1779)
江戸後期の柳河藩(福岡県)の儒者。町野を姓とし通称与左衛門,字は可名生。天保初年のころ,江戸留守居役を務める。藩校伝習館を興した国学者牧園茅山の日記に,庸礼が最上徳内に孝経の講義をしたとある。嘉永3(1850)年吉田松陰が来藩の際は,その旅宿を訪れ談じている。その著『御国家損益本論』と『国家勘定録』は柳河藩をひとつの国家と考え,その経済,財政をいかにするかと考える。すなわち,領主の家の経済ではなく藩の経済を念頭に国益思想を展開する。安政年間(1854~60)ごろ没したと思われる。<参考文献>宮本又次編『国家勘定録』(『清文堂史料叢書』2巻),同『御国家損益本論』(『清文堂史料叢書』7巻),藤田貞一郎『近世経済思想の研究』

(藤田貞一郎)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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