三大紀律八項注意
さんだいきりつはっこうちゅうい
San-da-ji-lü ba-xiang-zhu-yi
中国共産党の毛沢東が中国労農紅軍のために定めた規律。 1928年1月5日に制定されたときは「三大紀律六項注意」であり,三大紀律は (1) 行動は指揮に従う,(2) 労働者,農民のものは何一つ取らない,(3) 土豪から取上げたものは公のものとする。六項注意は (1) 寝るために借りた戸板は元どおりはめておく,(2) 寝るために借りたわらは元どおりくくっておく,(3) 言葉づかいは穏やかに,(4) 売り買いは公正に,(5) 借りたものは返す,(6) こわしたものは弁償する。のちに,六項注意にはさらに,入浴は婦人の目に触れないところでする,捕虜の私物に手をつけない,の2項目が追加され,長年にわたり実行された。その内容は,各地,各軍によって多少異なっていたので,47年 10月 10日 (解放軍の総反撃命令発表の日) 人民解放軍総司令部は訓令を発して,その内容を次のように統一した。これが現在の三大紀律八項注意である。三大紀律は (1) 一切の行動は指揮に従う,(2) 大衆のものは針1本,糸1筋も取らない,(3) 一切の捕獲品は公のものとする。八項注意は (1) 言葉づかいは穏やかに,(2) 売り買いは公正に,(3) 借りたものは返す,(4) こわしたものは弁償する,(5) 人をなぐったり,ののしったりしない,(6) 農作物を荒さない,(7) 婦人をからかわない,(8) 捕虜をいじめない。この三大紀律八項注意は軍歌,革命歌として作曲され,広く歌われている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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