精選版 日本国語大辞典 「三字仮名」の意味・読み・例文・類語 さんじ‐かな【三字仮名】 〘 名詞 〙 連歌や俳諧で、同音三字の仮名からなることば(同音異義も含めて)をさしていう語。具体的にどのような語をさすかについては、見解に相違がある。「連歌新式」の肖柏の増補した部分に初めて出る語で、連歌懐紙の同じ面に重出しないように規定され、俳諧では七句去りにゆるめて用いられる。みじかな。[初出の実例]「三字仮名事〈可レ嫌二同面一〉、心、思なとは三字かなに非ず。五句去也。深し遠し近きなどの類也」(出典:連歌新式追加並新式今案等(1501)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例