共同通信ニュース用語解説 「三岡八郎」の解説
三岡八郎(由利公正)
福井城下で藩士の家に誕生。財政手腕を評価され、藩主松平春嶽から経済再建を任されるなど藩政改革の中心となった。春嶽の政事総裁職の就任では側近として幕政も担ったが、長州征伐を巡る藩内の意見対立をまとめられずに失脚。この間に坂本龍馬と交流を深めたことで新政府に参画。五箇条の御誓文の原案となった「議事之体大意」を起草し、太政官札発行など初期の財政政策を進めた。その後、東京府知事となり、岩倉遣欧使節団にも加わって欧米を歴訪。帰国後は板垣退助らと「民撰議院設立建白書」を政府に提出し、自由民権運動が広がった。
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