日本歴史地名大系 「三峯山」の解説 三峯山みつみねやま 長崎県:上県郡峰町三峯山峰町志多賀(したか)と上対馬(かみつしま)町小鹿(おしか)の間にある。三つの峰が並立し、神(こう)山と称される。三根・峰という郡・郷名はこの山に由来するという(津島紀事)。「津島紀略」に志多賀の神山とあり、本来の山名は不明であるが、霊山とされていた。「津島紀事」は三峯山とし、本(もと)山(毛登耶未)・神山ともよぶと記す。貞享三年(一六八六)の神社誌では本山・かなご・かなくら・北山(きたやま)と称する祭祀があるが、磐境・神籬の形式で、俗人の入山を許さなかった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報