三峰膳(読み)さんぼうぜん

精選版 日本国語大辞典 「三峰膳」の意味・読み・例文・類語

さんぼう‐ぜん【三峰膳・三峰尖・三方バウ膳】

  1. 〘 名詞 〙(あつもの)一種蓬莱(ほうらい)方丈瀛州(えいしゅう)三つの峰をかたどったもの。くず粉で作り、五色に染めて、三つの山の形に盛り、たれ味噌(みそ)の汁をかけ、むきぐるみを前に入れて出す(随・貞丈雑記(1784頃))。
    1. [初出の実例]「於点心者〈略〉蒸飯、基子麺、三峯膳、索麺、冷麦」(出典:新札往来(1367)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android