三慧(読み)サンエ

デジタル大辞泉 「三慧」の意味・読み・例文・類語

さん‐え〔‐ヱ〕【三×慧】

連声れんじょうで「さんね」とも》仏語智慧修行順序によって三つに分類したもの。経典の教えを聞いて生じる聞慧もんえ、思惟・観察によって得られる思慧しえ禅定を修して得られる修慧しゅえ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三慧」の意味・読み・例文・類語

さん‐え ‥ヱ【三慧】

〘名〙 (連声(れんじょう)で「さんね」とも) 仏語。聞、思、修の三種の智慧。聖教を聞いて得られる聞慧と、思惟、考察して得られる思慧と、実践修行によって得られる修慧の三つ。〔法華義疏(7C前)〕

さん‐ね ‥ヱ【三慧】

〘名〙 (「さんえ」の連声) ⇒さんえ(三慧)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android