20世紀日本人名事典 「三橋節子」の解説
三橋 節子
ミツハシ セツコ
昭和期の日本画家
- 生年
- 昭和14(1939)年3月3日
- 没年
- 昭和50(1975)年2月24日
- 出生地
- 大阪府
- 出身地
- 京都市
- 学歴〔年〕
- 京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)大学院日本画専攻〔昭和38年〕修了
- 主な受賞名〔年〕
- 新制作展新作家賞
- 経歴
- 昭和38年新制展初入選、以後、同展に出品。温かい人間味あふれるインドの人物画シリーズなどで、有望な若手として注目された。結婚後大津市に住む。しかし、48年ガンのため右腕を切断。その後肺に転移。日増しにつのる死の予感で夫や子への愛、悲しみ、運命への怒りを死の直前まで、左手で描き続けた。近江の伝説をテーマにしたものが多く、作品に「三井の晩鐘」「花折峠」「湖の伝説」シリーズなどがある。作品集に「三橋節子画集」など。平成6年記念美術館の建設が始まる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報