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梅原猛 うめはらたけし

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

梅原猛
うめはらたけし

[生]1925.3.20. 仙台
哲学者,作家。1948年京都大学哲学科卒業。龍谷大学,立命館大学で講師を務めたのち,1967年立命館大学教授,1972年京都市立芸術大学教授,1974年同大学学長。この間,1967年に『地獄の思想』で日本精神の伝統について独自の史観を披瀝,1972年『隠された十字架──法隆寺論』では聖徳太子怨霊説を説いて毎日出版文化賞を受賞。さらに 1973年大仏次郎賞受賞作『水底の歌──柿本人麿論』でも新たな柿本人麻呂像を世に問うた。一方,国際日本文化研究センターの設立にも尽力し,1987年初代所長に就任。その後も日本古代史の再検討に打ち込み縄文文化アイヌ,沖縄の文化にも強い関心を寄せて「縄魂弥才」をキーワードに日本人の精神文化を探究,1989年『日本人の「あの世」観』にまとめた。そのほか 3世市川猿之助のために『ヤマトタケル』(1986)を書き下ろすなど(→スーパー歌舞伎),多彩な創作活動を続ける。2001年に開校したものつくり大学の初代総長。1999文化勲章を受章。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

梅原猛 うめはら-たけし

1925- 昭和後期-平成時代の哲学者。
大正14年3月20日生まれ。立命館大教授,京都市立芸大教授,学長をへて,昭和62年国際日本文化研究センター初代所長。文学,歴史,宗教などに大胆な仮説を提出し,梅原古代学を確立。またアイヌと沖縄の文化にもっともつよく縄文文化がのこったとする日本文化論を展開。平成4年文化功労者,11年文化勲章。13年ものつくり大学初代総長。宮城県出身。京大卒。著作に「地獄の思想」「隠された十字架法隆寺論」「法然」など。

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

梅原猛
うめはらたけし
(1925― )

哲学者。宮城県生まれ。1948年(昭和23)京都大学哲学科を卒業。龍谷大学立命館大学の講師を経て、1967年立命館大学教授、1972年京都市立芸術大学教授に就任。同年『隠された十字架―法隆寺論』で毎日出版文化賞を受賞、1974年『水底の歌―柿本人麿(かきのもとのひとまろ)論』で大佛次郎(おさらぎじろう)賞を受賞した。日本古代史の再検討を通して「梅原日本学」の裾野(すその)を広げ、さらに縄文文化の領域にも踏み込んでいる。1988年『ヤマトタケル』『ギルガメシュ』、1991年(平成3)『オグリ』などの台本を書き、市川猿之助のスーパー歌舞伎(かぶき)で話題となった。京都市立芸術大学長ののち、1987年国立国際日本文化センター所長に就任。1992年文化功労者。1999年文化勲章受章。著書に『空海の人生と思想』『日本人の「あの世」観』『梅原猛著作集』『講座 文明と環境』など。1997~2003年、日本ペンクラブ会長。[編集部]
『『梅原猛著作集』全20巻(1981~1983・集英社) ▽『日本人の「あの世」観』(中公文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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