日本歴史地名大系 「三王山古墳群」の解説 三王山古墳群さんのうやまこふんぐん 栃木県:河内郡南河内町三王山村三王山古墳群[現在地名]南河内町三王山鬼怒川と田(た)川の間の南北に細長く続く丘陵性台地上にある。台地には縄文から弥生時代の遺跡もあるが、古墳は二〇基ほど残存し、古墳全期に及ぶ。台地南端部の三王山古墳は南面する前方後円墳で墳丘全長約五〇メートル、後円部に比して前方部は小さく低く、帆立貝式のようにもみられる。東側の三王山東古墳は前方後方墳で約五〇メートル、後方丘に比して前方丘は小さく低く、葺石をもち周湟がめぐる。明治初年の発掘で、当地から勾玉・刀剣や銅鏃二〇個などが出土したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by