三老女(読み)サンロウジョ

デジタル大辞泉 「三老女」の意味・読み・例文・類語

さん‐ろうじょ〔‐ラウヂヨ〕【三老女】

能で、老女シテとする「檜垣ひがき」「姨捨おばすて」「関寺小町せきでらこまち」の3曲のこと。いずれも習い物として重要視されている。

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精選版 日本国語大辞典 「三老女」の意味・読み・例文・類語

さん‐ろうじょ‥ラウヂョ【三老女】

  1. 能で、習い物として重要視されている、老女を主人公とする三つの曲。「檜垣(ひがき)」「姥捨(おばすて)」「関寺小町(せきでらこまち)」の三曲。また、これを小野小町を主人公とする小町物から選んで「関寺小町」「鸚鵡小町(おうむこまち)」「卒塔婆小町(そとばこまち)」の三曲とすることもある。
    1. [初出の実例]「此能は三老女の中にても一大事に致義也」(出典:檜垣型付(1665))

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