三譲(読み)さんじょう

精選版 日本国語大辞典 「三譲」の意味・読み・例文・類語

さん‐じょう‥ジャウ【三譲】

  1. 〘 名詞 〙 三度辞退すること。古く中国では、諸公宰相などの地位に推挙されたとき、三度形式的な辞退の意を表わすことが慣例となっていた。日本でも、平安時代以後行なわれた。
    1. [初出の実例]「雖三譲之高一レ古。猶恨百撥之擁一レ今」(出典本朝文粋(1060頃)二・答貞信公辞摂政表勅〈大江朝綱〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐宋徴子世家〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む