知恵蔵 「三遊亭円楽引退」の解説 三遊亭円楽引退 情感あふれる人情噺(はなし)を得意とし、テレビの寄席番組「笑点」の司会を23年間務めた三遊亭円楽(74)が、2007年2月、突然、引退宣言をした。その日、東京・国立演芸場で口演した得意の人情噺「芝浜」に、自身が納得いかなかったというのが理由。「人情噺の生命である心のひだが描けなくなった」。周囲からは「あれで十分。まだ(引退は)早い」と説得されたが、決意した。公の会には出演しないが、一門の会には出て、後進を育てるという。 (太田博 演劇・演芸評論家 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by