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芝浜 シバハマ

デジタル大辞泉の解説

しば‐はま【芝浜】

東京都港区の地名、芝浦のこと。
落語。なまけ者の魚屋が、芝浜で大金入りの革財布を拾うが、女房はそれをこっそり役所に届け、酔って夢でも見たのだろうと言う。魚屋は改心して働き者となり、後年真相を知る。三遊亭円朝が「酔っぱらい・芝浜・革財布」の三題噺(ばなし)として創作したもの。

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デジタル大辞泉プラスの解説

芝浜

古典落語の演目のひとつ。初代三遊亭圓朝作の「酔っ払い・芝浜・財布」を題にした三題ばなしとされる。「芝浜の皮財布」「芝浜の財布」「革財布」「馬入」とも。三代目桂三木助、八代目三笑亭可楽が得意とした。オチは考えオチ。主な登場人物は、魚屋

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世界大百科事典 第2版の解説

しばはま【芝浜】

落語の演題。《芝浜の革財布》《革財布》ともいう。三遊亭円朝が,〈酔っぱらい,芝浜,革財布〉の三題噺(さんだいばなし)として創作したといわれる。腕のいい魚屋の熊五郎は酒好きのなまけ者。ある朝,芝の浜で42両の大金の入った革財布を拾ってきた。これからは遊んで暮らせると,大喜び,酒を飲んで寝てしまう。翌朝,女房に起こされ仕事へ行けといわれる。女房は夫のためにならないと財布を奉行所へ届け出て,夫には酔って見た夢だといつわった。

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大辞林 第三版の解説

しばはま【芝浜】

落語の一。芝浜で財布を拾った魚屋が、帰宅してこれからは遊んで暮らせると祝い酒を飲んで寝る。財布を拾ったのは夢だったとの女房の噓を真にうけた魚屋は、酒を断ち懸命にかせぐ。三年目の大晦日に女房は真実を告げる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

芝浜
しばはま

落語。幕末のころ三遊亭円朝(えんちょう)が、酔払(よっぱら)い・芝浜・財布の三題噺(さんだいばなし)としてつくったのが原形。別に『芝浜の革(かわ)財布』『革財布』『金拾い』『馬入(ばにゅう)』などの題名がある。3代・4代三遊亭円生(えんしょう)、4代橘家円喬(たちばなやえんきょう)、初代・2代談洲楼燕枝(だんしゅうろうえんし)、初代三遊亭円右(えんう)などが手がけ、しだいに改良・洗練されて現代に及んでいる。働き者だが大酒飲みのため貧乏な魚屋の勝五郎は、早朝の芝の浜で大金の入った財布を拾う。喜んだ勝五郎は、友だちを集めて大酒盛りのあげく寝てしまう。翌朝、女房に財布などない、それは夢だといわれ、改心した魚勝は禁酒して商売に専念、やがて店をもち、若い衆も2、3人置くようになる。3年目の大晦日(おおみそか)、女房は夢といってだましたことをわび、改めてお上から下げ渡された財布を出す。感激した勝五郎は、女房の勧める酒を口までもってゆくが「よそう、また夢になるといけねえ」。情景描写、人物描写ともに磨き上げられた人情噺の名作で、近年では3代桂三木助(かつらみきすけ)の十八番であった。[関山和夫]

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