日本歴史地名大系 「三郎池」の解説 三郎池さぶろういけ 香川県:高松市旧山田郡地区三谷村三郎池[現在地名]高松市三谷町堤高一五メートル、貯水量一七六万八〇〇〇トン、灌漑面積四五〇ヘクタール。満濃(まんのう)太郎・神内(じんない)次郎と並び、三谷(みたに)三郎と称せられる代表的な溜池。三谷池・大(おお)池とも称した。築造年代は不明。「全讃史」によればそれまで小池であったが、寛永五年(一六二八)生駒高俊が西島八兵衛に命じて大きく増築させたという。当時の打続く旱魃が契機となって増築が急がれたため五ヵ月足らずで工事を完成したと伝える(三代物語)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by