三間堂(読み)さんげんどう

精選版 日本国語大辞典 「三間堂」の意味・読み・例文・類語

さんげん‐どう‥ダウ【三間堂】

  1. [ 一 ] 江戸深川永代島(東京都江東区富岡二丁目)に再建された三十三間堂略称
    1. [初出の実例]「三間堂の通し矢に、ときの声を発す」(出典:洒落本・仲街艷談(1799)序)
  2. [ 二 ] [ 一 ]近くにあった岡場所をいう。
    1. [初出の実例]「吉原に昼三あれば仲丁土橋あり。〈略〉壱分弐人(ひっぱり)六寸には新地入船石場三間堂を譬へて、爰に楽しむ」(出典洒落本辰巳之園(1770)自序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 吉原 実例 昼三

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む