昼三(読み)チュウサン

デジタル大辞泉 「昼三」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐さん〔チウ‐〕【昼三】

昼夜それぞれの揚げ代が3分であったところから》江戸新吉原での遊女階級の一。また、その遊女。宝暦(1751~1764)以降は最高の階級。
[補説]「中三」とも書く。

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精選版 日本国語大辞典 「昼三」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐さんチウ‥【昼三】

  1. 〘 名詞 〙 江戸、新吉原での遊女の格の一つ。また、その遊女。散茶女郎から出たものといわれ、揚げ代が昼夜で三分であったところからの称であるが、実際には揚げ代には種々差があった。宝暦(一七五一‐六四)以降、大夫天神の廃絶したあとは最高の位となった。
    1. [初出の実例]「三歩(チウサン)になるものがそのやうにでうだんするものか」(出典洒落本・郭中奇譚(1769))

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