上一人(読み)カミイチニン

デジタル大辞泉 「上一人」の意味・読み・例文・類語

かみ‐いちにん【上一人】

上位の、第一人者の意》国王天皇。かみごいちにん。かみいちじん。「上一人より下万民に至るまで」

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精選版 日本国語大辞典 「上一人」の意味・読み・例文・類語

かみ【上】 一人(ひとり)

  1. 公卿など、血筋身分の高い主人。ご主人。
    1. [初出の実例]「さる御所方の御女郎様達、あのうちに上(カミ)ひとり様もまぎれて御入のよし」(出典浮世草子好色一代男(1682)四)

かみ【上】 一人(いちにん・いちじん)

  1. 最高の地位にある人。天皇。君主。かみごいちにん。
    1. [初出の実例]「上一人(カミイチジン)より下万人に申しかへたる詞づかひを学し」(出典:金刀比羅本平治(1220頃か)上)

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