上三所村
かみみところむら
[現在地名]仁多町上三所
中村の東に位置し、斐伊川の支流三所川の上流山間地のかなり広い盆地に立地する。南は下三所村。「出雲国風土記」所載の仁多郡三処郷の最西部を占め、その遺称地とされる。盆地南方の須我非山は同書所載の同郡菅火野とされ、須我乃非社があったとされているが今はない。伝承によれば現郡村の大領神社は須我乃非社を移したともいう。標高五七八・一メートルの同山は中世に砦が置かれたので、今では城山とよばれる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 