上久徳村(読み)かみぎゆうとくむら

日本歴史地名大系 「上久徳村」の解説

上久徳村
かみぎゆうとくむら

[現在地名]蒲生町上久徳

現蒲生町南東部、前郷まえごう川と後郷うしろごう川が合流して蒲生川となる沖積平野に位置し、南の前郷川・蒲生川対岸は下久徳村中世は蒲生院久得ぎゆうとくのうちにあり、江戸初期は久徳村のうちにあったが、延宝四年(一六七六)検地によって上久徳村・下久徳村に分村した(三州御治世要覧)。ただし天保郷帳などでは下久徳村とともに久徳村として一括されている。前郷川と後郷川の間に蒲生郷の野町が形成されており、地頭仮屋(現蒲生町役場付近)が置かれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android