日本大百科全書(ニッポニカ) 「永興」の意味・わかりやすい解説 永興えいこう / ヨンフン 北朝鮮、咸鏡南道(かんきょうなんどう/ハムギョンナムド)の邑(ゆう)(町)。同道南端を北から東朝鮮湾に注ぐ竜興江の流域にある。永興平野の中心地で、米、麦類、トウモロコシを産出している。1978年、行政区画の改編により、永興郡は隣接の仁興、新上郡を合併して新しくグムヤ郡と改称された。邑内には郷校(文廟(ぶんびょう)および旧式学校)がある。これは李(り)朝初期、永吉道の中心地であったことの名残(なごり)を示す遺跡である。[魚 塘] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永興」の解説 永興 えいこう ?-? 奈良時代の僧。法相(ほっそう)宗。紀伊(きい)牟婁郡(むろぐん)熊野村(和歌山県)で修行して信仰をあつめ,南菩薩とよばれたという。興福寺の上座法師となり,宝亀(ほうき)3年(772)十禅師のひとりにえらばれた。摂津手島(豊島)郡(大阪府)出身。俗姓は葦屋または市往(いちゆき)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例