上佐谷村(読み)かみさやむら

日本歴史地名大系 「上佐谷村」の解説

上佐谷村
かみさやむら

[現在地名]千代田村上佐谷

北は雪入ゆきいり村、南は山本やまもと村。弘安大田文に「在庁名百五十四丁四段三百歩」のうち「常安佐谷二十七丁」とある。中世は佐谷郷に属し、大掾氏の一族が支配した。佐谷郷の給主分と地頭職常陸大掾の相伝の所職であったらしく、鎌倉初期には、一時常陸介小田知重の手に渡ったが、常陸大掾資幹の訴えによって、佐谷郷給主職は大掾に認められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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