日本歴史地名大系 「上千鳥村」の解説 上千鳥村かみちどりむら 広島県:比婆郡東城町上千鳥村[現在地名]東城町千鳥(ちどり)下千鳥村の北西に位置し、北は備中国下神代(しもこうじろ)村(現岡山県阿哲郡神郷町)。村域北部を水源とする千鳥川が中央部を南西流する。四周は高い山に囲まれ、千鳥川沿いに狭く開けた谷間に集落が散在する。元来、砂鉄採取のための鉄穴流しによって開拓された村と考えられる。古く下千鳥村と一村であったが早くに分村したといわれる。慶長六年(一六〇一)の地詰帳(「国郡志下調書出帳」所収)では畝数二〇町一反余で高一七二石余とあるが、元和五年(一六一九)の備後国知行帳では一七八石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by