上向田村(読み)かみむくたむら

日本歴史地名大系 「上向田村」の解説

上向田村
かみむくたむら

[現在地名]福岡町上向田・上野うわの

下向田村の南、小矢部おやべ川左岸平地と平尻ひじり山山麓丘陵に立地。氷見ひみ道が通る。文禄二年(一五九三)頃向田村が上・下の二村に分れ成立したという(福岡町史)。小名に上野がある(三州地理志稿)。元和五年(一六一九)の家高新帳に上向田とみえ役家数七、三日市組に属した。正保郷帳では高二七一石余、田方一二町八反・畑方五町三反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高三五五石、免六ツ、小物成は山役九一匁・野役六匁、鮎川役一匁(出来)であった(三箇国高物成帳)。文政四年(一八二一)の草高三六九石、百姓家数七三、うちおか(現小矢部市)などからの懸作者四、ほかに元禄元年(一六八八)と同三年の新開・畑直しによる高四一石余があり、耕作者八(うち懸作者四)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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