浄土信仰(読み)じょうどしんこう

共同通信ニュース用語解説 「浄土信仰」の解説

浄土信仰

悟りを開いた仏がそれぞれ住む清浄な世界往生することを願う信仰。なかでも「阿弥陀仏極楽浄土」への往生・成仏を説く信仰が広がった。

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百科事典マイペディア 「浄土信仰」の意味・わかりやすい解説

浄土信仰【じょうどしんこう】

仏・菩薩の支配する浄土世界にあこがれる信仰。浄土には阿弥陀仏極楽浄土,弥勒仏の兜率天(とそつてん),観音菩薩普陀落(ふだらく)山などがある。すでに中宮寺天寿国繍帳天寿国への再生を願う浄土思想がうかがえ,奈良時代には弥勒信仰阿弥陀信仰が主流であった。平安時代,天台宗下で阿弥陀浄土思想がはぐくまれ,貴族社会で極楽浄土への往生を願う浄土教を信ずる者が多くなり,平安後期から末法思想の影響で急激に広まって一般化した。
→関連項目当麻寺天王寺

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